では、我々がもっとも支配を受けている考え方とは何でしょう?
さまざまな考え方があるでしょうが、それは”学校化社会”であるということを喝破したのは上野千鶴子でした。
彼女は、著書”さよなら学校化社会”の中で、今の日本の世の中が、学校的価値観によって支配されている、と指摘しました。つまり、非常に大雑把な言い方ですが、よりよい学校を出て、よりよい職業について、生涯年収がいくらぐらいで、…という価値観は、すべてこの”学校化社会”の考え方なのだ、というのが彼女の主張です。
それにそまれなからって、だから何なの?という、かつて日本の”学校”の頂点の東大の教授だった彼女からの非常に示唆に富んだメッセージは、目から鱗が落ちるものがあります。
ぜひ、ご一読ください。 そのような価値観など持たなくても生きていける、そんな考え方をしているから世の中が住みづらいのだ、だから捨ててしまいなさい!と私は彼女は私たちに語りかけています。 学校的価値観に振り回され、へとへとになっている人は、これを読んで楽になれますよ。